こんな中でも、嬉しい事。

昌華

2016年04月22日 13:51

今にして思えば、最初の揺れなんて可愛いものでした。。。



冷蔵庫の扉は開き、
キャビネットの中で割れた器もあったけれど、
耐震機能のおかげで、戸棚が開いて中身が飛び出したって感じは少なかった。

この時点で、7個あった土鍋はすべて無事。
ただ、一つだけ・・・



蓋が割れちゃったのですが、
こちらのメーカーさんは、パーツだけ別売りしてくれるので、
蓋をお取り寄せすれば大丈夫♪


と言う訳で・・・

伊賀焼窯元 長谷園

こちらのメーカーさんが、東京に出しているお店、
東京店イガモノ さんにお電話。


蓋が割れた土鍋とは別にもう一つ。
東京へ出張に行った時、イガモノさんの店舗まで足を運んで買い求めた物。
お店に伺った時の店員さんの対応も凄く心地良かったのですが、
今回も、とても親切、丁寧。

地震で蓋が割れた事を話すと、
蓋の代金は2,000円 宅配便の状況がどうなっているか分からないけれど、
代引きですぐに発送します!

と、迅速な手配をして下さる。

それ以上に!

発送のお願いをして、電話を切ると、すぐにもう一度電話がかかり、
「今回、蓋は無償で送らせて頂きます」
と、涙が出そうな対応。




蓋のお願いもし、最初の揺れで散乱したものを片付け、
やれやれ・・・


と・・・
安心して眠りについていたその夜中・・・


あの揺れに襲われました。


明るくなって、部屋に戻ったら・・・


最初の揺れとは比べ物にならない被害(><)



スリッパではなく、靴を履かないと危険な状態。
仕事を優先しつつ、とにかく、危険な状態から少しでも早く復旧したい!



せっかく片付けていた部屋が、
前以上に崩壊し、心が折れるってこういう事?
と考えつつも、
掃除する家があるだけ幸せ、
掃除する体があるだけ幸せ。
そう言い聞かせてひたすら体を動かす。


「土鍋の蓋・・・せっかくご好意で送って下さっているのに、
 これは、きっと土鍋本体が割れただろうなぁ~」


2日目だったでしょうか?
土鍋が入っていたキャビネット辺りまでやっと到達し、

一番最初に目に入ったのは、
祖母の形見の行平鍋。


日曜日の定番ブランチを食べていたこのお鍋は真っ二つ(T_T)



これも、


これも、


皆で囲んだこれも、

全部で7個あった土鍋、
見つかるのは無残な姿に変わり果てた物ばかり。


土鍋だけでなく、殆どの食器が割れて、
むなしく破片を拾い集めるだけの作業の中、



壊れずに、生き残っていました!



ちょっと掠り傷はあるけれど、
お鍋としての機能は全く問題なし!


そして、昨日・・・


蓋が届きました!



感動のご対面!




蒸し皿も無事だったので、蒸し料理も出来ます!

祖母の形見の行平が割れちゃったのがショックですが、
新しい行平は、長谷園さんで買い求めようと思っています。

余震が続き、心が砕けそうになる中、
長谷園さんの、暖かいお心遣いと、
それに応えようと、生き残ってくれた土鍋ちゃんのおかげで、
ちょっと元気を貰いました(∩.∩)


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